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安濃城(津市・三重県)

安濃城
スーツ姿で大丈夫な山城神社までは道が整備されスーツ姿で大丈夫です

安濃城までのアクセス

最寄駅:近鉄 津新町駅から三重交通バス 市場行(65系統)安濃バス停下車徒歩20分

津新町駅には急行、普通が停車します。駅前の4番乗り場から乗りますが本数は1時間に1本ほど。時間帯によっては動いていない時間帯もあります。

安濃川沿いにある安濃バス停を降りて川とは反対側に田園をまっすぐに歩くと集落があります。小高い丘を登った阿由太神社を目指します。

安濃城

安濃城は中勢地域最大の城跡で、長野氏一族である細野藤光が築城し息子の細野藤敦が城を拡げました。細野藤敦の弟が分部光嘉で、織田信長が北畠攻めで伊勢に侵攻してきた時に時代の趨勢を見て分部光嘉は信長に味方しましたが、細野藤敦は最後まで徹底抗戦。滝川一益が安濃城に攻め寄せますが、はね返し落とせませんでした。結局は、織田信長の弟・信包を長野家の養子に迎えて和議を結ぶことになります。

信包は信長の命令でしょうが、長野氏の排除に動きます。北伊勢の神戸氏、多気の北畠氏も同じようにやられてしまいましたので信長の常套手段ですね。城を追い出された細野藤敦は京都に逃れ、織田方も細野藤敦と和睦したり、暗殺しようとしたり大変で、最後は根来寺で秀吉とも戦っています。

戦国武将の間で細野家の武名は有名だったようで松坂に入った蒲生氏郷が7000石で迎え入れていれ、やがて家康の時代となった時に、戦国乱世の世をよく真っ直ぐに生きられたと家康に声をかけられています。細野家は江戸時代に豪商・荒木家となり、郷里の阿由多神社に大般若経を奉納します。

主郭跡には阿由多神社が建っていますが周りの土塁や空堀も見事に残っています。色んな郭も残っていて見応えがある山城でした。藪もなくきちんと整備されていて汗だくにはなりますがスーツ姿で登れます。

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