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最寄駅:JR・亀山駅
亀山城の近くに五藤吉兵衛が討死した亀山古城があります。
伊勢平氏の系統である関氏が本拠を置いたのが亀山。関氏は亀山城を築きましたが、現在の亀山城のちょっと奥の若山という地に城を築いたようです。織田信長が本能寺の変で倒れた後、清州会議を経て、秀吉と柴田勝家が戦う賤ヶ岳の戦いが起きますが、前哨戦がこの亀山城でありました。
本能寺の変の時、関東に進軍していた滝川一益は、信長の死に乗じて戦いをいどんできた北条軍に敗れ、本拠地である伊勢へ帰る途中に、清州会議が開催されています。三谷幸喜監督の映画「清州会議」では、荒野を一人走る滝川一益が描かれていました。
もともと柴田勝家派だった滝川一益は関氏が不在の隙に亀山城、峯城、関城、国府城、鹿伏兎城を調略します。部下を配置し、自身は長島城で秀吉を迎え撃ちました。滝川一益側はよく奮戦し、秀吉軍の攻撃に持ちこたえている間に賤ヶ岳の戦いで柴田勝家が滅んでしまいました。滝川一益は孤軍になってしまったため降伏します。
秀吉方として亀山城の戦いに参戦していたのが山内一豊。2006年に放送されたNHK大河ドラマ「功名が辻」で武田鉄矢が演じた五藤吉兵衛が討死したのは、まさにこの場所です。
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